NHKのど自慢に1回目の応募で出場出来ました

NHKの素人参加の長寿番組といえば、
日曜のお昼に放映されている「のど自慢」。実はその番組に2017年の夏、
うちら夫婦が出場したんです。

その応募から予選会~本番までの流れをお話します。

「私も出場してみたい!!」
と考えている方の参考になれば幸いです。

松本市で、のど自慢の公開生放送が8月の盆休みに
行われると知ったのはその年の6月、
地元新聞の市民タイムスの記事でした。

「ちょっとおもしろそうじゃん。
デュエットで応募していみないか?」」
軽い気持ちで出場希望のハガキを
出してみることにしました。

選んだ曲は、
小泉今日子と中井喜一のデュエット曲、
「T字路」

TVドラマ、「最後から二番目の恋2」の主題歌で、
妻とはカラオケで何度か一緒に歌いました。

作詞作曲はクレイジーケンバンドの横山剣さん。
軽いアップテンポの曲です。

まずは往復はがきに
氏名・年齢・曲目・そして選曲理由を書きます。

実はこの選曲理由というのが、
ハガキ選考のポイントだそうで、
今回は、うちら夫婦は幼馴染で
今までの人生と曲の内容が似ています、
みたいなことを書きました。

結果、応募総数、約750通(スタッフ談)の中から、
見事250組の予選枠に選ばれました。

ハガキ投稿から約1か月後、
本番まであと3週間といった頃に、
このハガキが届いたんです。

まずこの段階で、とても嬉しいです。
ネットでは予選会に出れるのは
4倍とか5倍の確率って
書かれていましたので。
(今回は約3倍だったそうですが)

それに、
松本市民芸術館のステージで唄えるってだけでも
中々経験できないことですから。

それでも予選会に出るにはということで、
一応カラオケには練習に行きました、2回ほど(笑)

衣装はいつもの普段着で良いと言ったのですが、
妻の意見で、GUで半ズボンと、
無印商品でおそろいのスニーカーを買いました。
総額、5000円くらいでしょうか?(笑)

ちなみに本選に選ばれた場合は
予選会と同じ格好でという決まりがあります。

で、予選会当日を迎えます。
本選前日の土曜日に同じ会場の
市民芸術館で午後12時から始まります。

ステージ上には見慣れた、
あのセットがあります。

このセットのステージで唄えるなんて、
予選会だけでも十分満足だ~~、
そう思いました。

そのステージで、予選会出場の250組が唄います。

唄う順番は、曲目のアイウエオ順。

なので同じ曲の組がいる場合、
同じ曲を連続して聴くことになります。

今回、本番のゲストが布施明さんとクミコさんなので
当然、お二人の曲を歌われる方は多かったです。

「君は薔薇より美しい」
「霧の摩周湖」
「シクラメンのかほり」

たくさん聴いてしまった(笑)

途中何度か休憩はあるものの、
素人さんの歌を4時間聴くのしんどいかなぁ、
と、思っていましたが、これがそうでもなく
結構面白いんです。

歌が上手な方がたくさんいるのはもちろん、
衣装・振付が奇抜な方もいろいろいて、
信州にも芸達者の人、多いんだな~と。

で、我々が唄う「T字路」は145番と、
250組中の真ん中を過ぎた辺り。

ステージには一度に20組ずつ上がり、
後方の椅子に座り自分の順番が来るまで
待っています。

演奏は本番と同じメンバーの生バンド。
すごいですよね、250曲、
各40秒とはいえ、みんな演奏するのですから。

で、いよいよ我々の番が来て唄うことに。
2小節くらい唄ったところで、
「ありがとうございました」の声と共に演奏ストップ。

え?もうおしまい?
40秒でしょ? もっと唄えるのでは??

実は「T字路」イントロが長いのです。
こりゃ選曲ミスだなと苦笑いしながらステージ下ります。

ステージの下では、
本番の司会を務める小田切アナウンサーと、
担当ディレクターとの短い面接が待っています。

面接では応募ハガキに書かれた選曲理由について
いくつか質問を受けます。時間にして約30秒くらい(笑)

ここでの受け答えの仕草なども、
選考基準に入っていると、
後からスタッフに聞かされました。

唄ったあと約15分くらいでしょうか、
ロビーに置かれた特設モニターで、
ステージ上での自分たちの映像を観ることが出来ます。

まぁ、これを観れるだけでも
予選会に出た価値はあったなぁなんて、
しっかり満足していました(笑)

予選出場した250組が全員唄い終えたのが、
午後4時を回った頃でした。

その後、約1時間の審査タイムに入ります。
審査結果発表の際に合格者がその場にいないと
失格扱いになるので、出場者はそれまで帰れません。
(とはいうものの帰る方も結構いらっしゃいましたが)

で、その審査中の1時間、何をしているかというと、
なんとステージ上でカラオケ大会が行われるのです。

NHKが用意したカラオケ設備を使い、
スタッフが指定した曲を歌いたい人がステージ上がり、
1小節くらい、順番にマイクを廻しながら歌っていくのです。

なんかすごいですよね。
芸術館のステージ上でカラオケ大会。

僕は歌いませんでしたけど、
隣に座っていたおじさんは3回もステージに上っていました(笑)
(実はそのおじさんも予選会で合格するのですが・・・)

そしてカラオケ大会が終わった午後5時30分近く、
いよいよ審査結果の発表です。

合格者は歌った番号順で呼ばれていきます。
そして呼ばれた人はステージ上に上がります。

100番までに合格者の半分の10人くらいが呼ばれ、
更に自分たちと番号が近い、
先ほどのカラオケおじさんが呼ばれ、
あぁ、これは絶対に自分たちは無理とあきらめた瞬間、

「145番 T字路のちぎらさん」

うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! マジ??

ガッツポーズではなく、ただただ唖然(笑)

妻に促されステージ上に。
ステージ上ではさっきまで隣にいたカラオケおじさんが
笑顔で迎えてくれ、男同士抱き合いました。

ちなみにこのおじさん、
五木ひろしの「契り」を唄います。

更に驚いたのは、
自分たちのすぐ後ろ、
146番の中学生の男の子も選ばれたこと。

この子は忌野清志郎の「デイドリームビリーバー」を唄います。

で、合格者20名がステージ上に集められた・・・
筈だったんですが、1組だけ上がってこない。
どうも帰ってしまった様です。

そこで繰り上げ合格ということで、
呼ばれたのが一組の親子(父と娘)。

当然ですけど、めっちゃ喜んでいました。
この親子はクリスタルキングの「大都会」を唄います。

ようやく20組がそろったところで、
ステージ上でスタッフからこれからの流れと
注意事項を伝えられます。

・ 本日は夜の8時すぎまで帰れないこと
・ 明日の朝は7時45分までに必ず来ること
・ 明日の衣装は今日と同じ格好で来ること
・ 明日は午後2時すぎまで帰れないこと
・ 団体行動だということを絶対に忘れないこと

この説明の間に、スマホでメールなどしていると
スタッフから容赦なく怒られます。
僕も怒られました。
だって一刻も早くみんなに伝えたいじゃないですか。
しかも本番は明日だというのに・・・

その後、控室に移動し、
更に詳しい明日までのスケジュールの説明を受けます。

そしてディレクター、小田切アナと個別面接。
この面接内容が、本番の小田切アナの質問に
つながっていきます。

小田切アナ、
TVで観るのと全く同じ、良い人でした。

その後、別室でバンドマスターの方と
音合わせを行います。
大体一人10分くらいでしょうか。
これはこれで結構緊張します。

そしてようやく解放されたのが、
本当に夜9時近かったです。

夕食はファミレスでちゃちゃっと済ませ、
親を始め、友人知人に電話とメールとライン、
更にフェイスブックでも告知して、
なんとか12時すぎには就寝できました。

翌朝、5時に起床、
リビングで妻と二人で最終練習。
そんな朝早くから自宅で踊りながら
歌っている夫婦、どこにいるんだ(笑)

芸術館まではタクシーで移動。
「運転手さん、裏の入口に乗りつけてください」
ちょっとした芸能人の気分を味わえたかな?

芸術館到着後、
まず控室で全体の説明を受けた後、
早速、ステージに移動します。

最初に行うのが入場の練習と、
最後の表彰式のリハーサル。

いきなり表彰式から?
と思いますが、そこは黙って従います。

続いて本番と同じ順番で
通しの歌のリハーサル。
ここでは歌詞の1番全部を歌えます。
(もちろん生演奏つき)

途中で鐘でさえぎられる本番より、
全然気持ちよく歌えます。

と同時に、
出場者全員の歌を間近でたっぷり聴けるので、
これはこれでとても面白いです。

この時点で素人の僕でも、
「あぁ優勝するのは、この人かこの人だな」
というのは大体わかります。

そして我々が「お笑い枠」で選ばれたというのが
あらためて確認できる時間でもありました(笑)

また、各人が歌い終わった後は、
本番同様、小田切アナが近づいてきて、
インタビューを受けます。

ただし本番とは質問が違っているようで、
主演者の話声をミキサーの人が確認するという
意味もあるそうです。

出演者の歌リハが終わった後は、当日のゲスト、
布施明さんとクミコさんが入ってきて、
その日に歌う曲のリハーサルを行います。

我々出演者は、ステージを下り客席の一番前の
特等席でゲストの歌を聴きます。

布施さんもクミコさんも私服でしたけど、
やっぱり芸能人がオーラあります。
かっこよかったです(写真はNG)。

その後、カメラリハーサルを行い、
11時近くからちょっと早い昼飯タイム。

お弁当はNHKさんが用意してくれます。

普通の仕出し弁当でしたけど、
朝から慣れないことばかりやっていたので、
かなりお腹がすいていたのでしょう。
とても美味しく食べました。

昼食後の休憩中、
スタッフの演出担当の方がやってきて、
リハーサルを観た感想を各人に伝え、
こうした方たがいいよというアドバイスをくれます。

このアドバイスを聞いたうちら夫婦は、
早速廊下に出て、イントロ部分の振付を追加。

傍から見れば、なんだあのお笑い芸人は?
という感じだったと思います。

そんなことをしていると
あっという間に本番30分前に。

既に会場内は観客の皆さんで満員。
我々はガランとした芸術館の2Fロビーに移動します。

そこで気合を入れるため、
年代別にみんなの前に出て行き、
各人が気合を入れる掛け声をかけます。

この掛け声、なんでもいいんです。
「みんないくぞー!!」
「もうやるっきゃないぞー!!」
「早くビールが飲みたいぞー!!」

これがおかしくて、
気合が入るというより、
とてもリラックスすることが出来ました。

そしていよいよ会場に入場します。
入場、観客の皆さんと同じく、
後ろの会場入り口から入っていくのです。

この瞬間が実は一番ドキドキしました。

でも会場の階段を一段一段下りていき
ステージに近づいていくと
周りからとっても暖かい拍手と掛け声。

いま、人生で一番幸せな瞬間かも。
そう思いました。

そしてステージに上がると、
既に時刻は12時10分すぎ。
本番スタートまで間もなくです。

観客席の一番前にモニターがあり、
そこに放映中のTV画面が映っています。
「お昼のニュース」

そろそろニュースが終わろうというとき、
カウントダウンが始まり、
お決まりの鐘の音とともに本番スタート!!

まずハンディカメラのカメラマンが
出場者を横に流しながら撮っていきます。

僕は意を決して、
得意の変顔(?)をしてみました。

(帽子を被っているのが僕です)

小田切アナがゲストのお2人を中央に招き、
松本市のことを映像と共に紹介、
そしてトップバッターの唄が始まります。

あれよあれよと言う間に
どんどん番組は進んでいきます。

本番の各人の歌唱時間は、
予選会と同じ、約40秒。
あっという間に自分の番が近づいてきます。

でも緊張はあまりしませんでした、
その頃は出場者同士、
かなり仲がよくなっているので、
本番中でも小さな声で雑談とかしているんです。

そしていよいよ、11番、自分達の番。

あっという間の40秒、
鳴った鐘は目標だった二つ。
一つじゃなくて本当に良かったです(笑)

でもなによりも嬉しかったのは、
会場での友人たちの応援。

前夜、遅くなってからの依頼にもかかわらず、
6名の友人が頼もしい応援をしてくれました。

鐘3つではないので、
自分たちの名前を名乗るのことは出来ませんでしたが、
放送では応援席を2度も映してくれたので、
名前はしっかりPR(?)することできました(笑)

友人たちには本当に感謝です。
どうもありがとうございましたヽ(^o^)丿

20組、全ての歌が終わったあとは、
ゲストの布施明さんとクミコさんの歌。

そして審査発表があり、
来週の告知を行い、あっという間に
45分の番組は終わります。

でも番組終了後も、
会場ではスペシャルなオマケがあります。

ゲストのお2人が、
それぞれ更に2曲づつ歌ってくれる、
ミニライブがあるんです。

我々はもちろんゲストの背中越しに聴くのですが、
会場のみなさんがうっとり聴いている姿がよく見え、
なんか、それはそれで良かったです。

そして会場でのイベントが全て終わるのが、
午後1時30分くらい。

その後、控え室に戻り、
各自一組ずつみんなの前で感想を述べ、
お互いの連絡先などを交換して、
ようやく長いようであっという間の二日間が終わりました。

ロビーに出たのは、
午後2時をまわっていましたが、
応援してくれた友人達が待っていてくれ、
お疲れさん会を開いてくれました。

今までで最高のビールの喉越し、
おいしかったな~~。

というわけで、のど自慢体験記。
おつきあい、ありがとうございました。

本当に楽しい経験でした。
皆さんも機会があれば、
ぜひチャレンジされること、お薦めします!!



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